選考を通じて今後の人生や仕事のキャリアアップについてしっかりと考えることができました!

選考を通じて今後の人生や仕事のキャリアアップについてしっかりと考えることができました!

Y.Iさん(FTM/26歳)
最終学歴:専門学校卒業
経験社数:アルバイト複数社
前職:カラオケ店店員 ≫ 現職:飲食店店長候補職

転職成功のポイント
自分の今後の人生から逆算して企業選びをしたこと

パートナーと一緒に暮らすために転職活動を始めました。

ー これまでのご職歴について教えてください。

自分は音楽系の専門学校を卒業しました。音楽系だったのでその勉強を生かして就職というのも難しく、専門学生時代からやっていた居酒屋で2年、バーで2年、また別の居酒屋で2年、そしてカラオケ屋で1年と専門学校卒業後はアルバイトを転々としていました。

ー 接客業一筋で働いていらっしゃったんですね。

自分は声も大きくて、明るいほうだと思います。居酒屋とかは常連のお客さんと話すのも好きでしたし、仲良くなってまた来てくれるのはとても楽しかったです。

ー 正社員になろうと思った経緯は何ですか?

自分にはパートナーがいるんですが、彼女は実家が房総半島でそこから埼玉の大学まで通っていました。彼女が大学の近くに引っ越したいと言い出した時に、自分も彼女のご両親にちゃんと挨拶に行きました。そこで逆にご両親から彼女の一人暮らしが心配なので、それなら彼女と一緒に住んでほしいと、言われたのがきっかけです。

自分もそのときは千葉県に住んでいたので、彼女との引っ越しと同棲を機にちゃんと正社員で働こうと思いました。

自分の人生に対する向き合い方をかえるような運命の出会いがありました。

ー Nijiリクルーティング転職のサービスはどのように知りましたか?

転職活動を始めたときに、自分は最初、ITエンジニアになりたいと思っていました。なんでITエンジニアなのか、と聞かれるともはやよく覚えていないくらいフワフワとした軽いものでした。

でもとにかくITエンジニア!と思って、ITエンジニア専門の転職エージェントに登録しました。ですが、FTMトランスジェンダーとして戸籍性とは違う男性としての勤務を希望したところ、そこのエージェントの方から紹介が難しいと言われてしまいました。

でも担当してくれた人はいい人で、LGBT専門で転職支援をしているNijiリクルーティングさんを紹介してもらいました。

ー そこで、現在の転職先に巡り合われたんですね。

はい。前のエージェントでITエンジニアとしての転職は難しいといわれていたことと、ふわっとした理由でITエンジニアを志望していたということもあって、Nijiリクルーティングさんでは、これまでの接客経験を生かした仕事をしたいと相談しました。

いくつか紹介された中で、企業のHPなどを見て、今の企業は最初からとてもいい印象でした。自分らしさというのを企業理念として大切にしている会社だったので、そこに一番、共感できました。

ただ実際の選考はかなりハードルも高いということだったので、面接前に、キャリアアドバイザーの方と何度も面接練習をしました。面接練習では、想定される質問などもやったのですが、それよりも『自分自身が何が大切なのか』『将来どんなことをしていきたいのか』『30歳のとき、35歳のときにどんな自分になっていたのか』など、これまであまり考えてこなかったようなことを、ぐいぐい深堀してもらい、そこで初めて自分のやりたいことや大切なことを明確にすることができました。

ー 実際の面接はいかがでしたか?

実際の面接では、準備していた以上に、自分の将来に対する考え方をぐいぐい質問されましたね。あれだけ準備していたから、なんとか答えられたような気もしますが、結果的には1次面接ではすべての質問に答えきれず、2次面接までの宿題という形で持ち越しになりました。

それだけでなく、2次面接に向けて、企業動画を見てその感想をレポートにして提出するという宿題もあったので、準備は本当に大変でした。ただ、面接ではじっくりと時間をとって、自分という人間に真正面から向き合ってくれたので、準備のし甲斐があったと思います。

ー 頑張った分、内定を頂いたときはとても嬉しかったことと思います。

そうですね。自分自身に対しても、会社に対しても、深いところまで考えて向き合った結果として、内定を頂けたので、とても嬉しかったです。でも、問題もありました。

ー 問題ですか?

はい。この企業は転居を伴う転勤があるんです。もちろん転居を伴う転勤があることはわかって選考を受けてはいたのですが、やっぱりいざとなると、『どうしよう』となりました。

もともとこの転職に関しては、パートナーと一緒に暮らすということきっかけでしたし、パートナーのご両親にも頼まれていたので、一緒に暮らせないということはとても悩みました。

それでも自分とパートナーの将来を考えたときに、自分がしっかり経験を積んで稼げるようになることが、今、自分がやるべきことだと思い、話し合いをしました。彼女にも、彼女のご両親にもわかっていただき、入社を決めることができました。

転職活動をしてみて、いろいろと視野が広がったなと思います。

ー 転職活動を振り返えってみて、いかがでしょうか?

自分はこれまでアルバイト経験しかなくて、正社員になるための転職活動は初めてでした。今振り返ると転職活動を始めた最初の頃はいろんなことが分からずに、なんとなく活動をしていた気がします。ただ、Nijiリクルーティングさんに出会って、そこで今の転職先に巡り合えたのはとてもラッキーだったと感じています。

この転職活動を通じて、自分の将来についていろいろ考えることができ、今では目標をもって仕事に打ち込めています。

ー 今現在のお仕事について教えてもらえますか?

今は飲食チェーンで店長候補として、ホールとキッチンの両方の現場を経験しながら店長のもとでマネジメントの仕事も経験しています。飲食業界ではアルバイト経験も長く、店長の仕事も横で見ていたのでなんとなくわかっていたつもりだったのですが、実際に自分がやってみるととても難しいです。

お客様に喜んでいただくというのは大前提であるのですが、それだけではなく、店舗としてしっかり利益を出していくことも大切ですし、店舗のアルバイトなどスタッフのことを見ていくというのも思っていた以上に難しいと感じています。

入社してから1年弱ですが3店舗を経験して、各店舗でいろんな店長の下で勉強をしているところです。

セクシュアリティに関しても、とても働きやすい職場だと思います。

ー 職場ではカミングアウトはされていますか?

はい。職場では全員にカミングアウトをしています。

自分はホルモンだけしかやっていませんが、そこそこ身長もあり体格も良いほうなので、男っぽくも見えると思います。人事の人と相談したときも『カミングアウトはどちらでもいいよ』と言われましたが、あとあとのことを考えたら、最初から知っておいてもらいたいと思ったので、配属先ごとに全員にカミングアウトをしています。

ー カミングアウトをされる中で、困ったことなどはありませんでしたか?

特にないですね。カミングアウトをして働いているLGBT当事者は私以外にも何人もいますし、社員総会などで社長からLGBTに関する話があることもあります。もちろん、LGBT研修などもやっているので、カミングアウトをしても、それで変な目で見られるとかは全くないです。

人事の方からは『性別適合手術を受けるときには、休みの相談もしてね』と言われているので、その辺も安心できてますね。

企業としてLGBTダイバーシティをとても積極的に取り組んでいるので、カミングアウトしている人であっても、していない人であっても、セクシュアリティ面はとても働きやすいと思います。

ー 働きやすい環境があるとのことで、よかったです。最後に、今後の目標を教えてください。

トランスジェンダーということに理解のない企業もまだまだたくさんあるし、今現在も転職で苦労している人はいると思います。今の職場は理解があると思いますが、ダイバーシティの推進にゴールはないと思うので、もっともっとトランスジェンダーを含めたLGBTのみんなが働きやすい職場にしていきたいと思っています。そのために自分は、今の職場でしっかり結果を残し、1日でも早く店長になりたいと思っています。

それとプライベートな面でいえば、自分はまだホルモン治療しかしていないので、早く性別適合手術をして戸籍変更までしたいと思っています。戸籍変更をして、パートナーと結婚できればいいなと思っています。

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