
マッチングする求人の見つけ方
転職をする際には「どんな仕事をするか?」という希望職種以外にも、休みの取り方や年間休日数、残業時間、給与、勤務地など、複数の希望条件を考えます。
条件を考えてみることはとても大切です。一方、希望職種の求人で未経験歓迎の募集をみつけても、「口コミに定時では帰れないって書いてあったからやめておこうかな・・・」「土曜日が必ず休みではなさそうだから応募は見送ろう・・・」「退職金や住宅手当など福利厚生制度が充実しているところがいいからもう少し探してからにしよう・・・」という理由で応募を辞退する人も少なくありません。上記を繰り返した結果、希望条件に合った求人がなかなか見つからず、時間ばかりが経過し、転職の機会を逃してしまう人もいます。
今回は、よりスムーズに転職を進めていくためのマッチングする求人の見つけ方についてご紹介します。
希望条件の棚卸をしてみる
複数の希望条件がある場合、全ての希望条件を満たす求人を見つけるのは非常に難しいです。特に既卒や第二新卒の場合は、スキルが明確にあるわけではないので、ポテンシャル採用を実施している企業を狙うことになります。既卒・第二新卒の場合の内定率は4割程と言われているので、選り好みをしすぎるのは、あまりお勧めできません。
とはいえ、希望条件を持つことは、就職先を決めるにあたってとても大切です。理由は転職活動の軸がなく、何でもいいというのが転職活動を遅らせる1番の原因と言っても過言ではないためです。まずは希望条件の棚卸を行い、優先順位をつけてみることをおすすめします。
MUSTの条件に一致した企業は積極的にエントリーを
企業の求人情報の中には、『スキル・経験』などを求める欄に歓迎条件と必須条件という記載があると思います。これと同様に、自分自身の希望条件にもこれだけは譲れないという必須(MUST)の希望条件と、できればあった方がいいという歓迎(BETTER)の希望条件があるはずです。
中途の求人は流動的で、先日募集していたものが今日には募集を締め切っている・・・ということも大いにあります。そのため、まずは自分の希望条件がMUSTなものなのか、BETTERなものなのかで分けて考えましょう。就職先を決めるタイミングは求人選びの段階ではなく、内定がでてからになるため、MUSTな条件と一致した企業は機会を逃さないためにも積極的に応募することをおすすめします。
LGBTフレンドリー企業はLGBT当事者を求めている?
やりたいことが具体的には定まっていない方や既卒や第二新卒で転職市場で評価をされやすい明確な実績やスキルがないという方の中には、『LGBTフレンリー企業であること』は転職活動の軸に入れていても、『何をやりたいか?』や『自分の何が活かせるか?』は転職活動の軸に入れていないという人は多いです。一方で、『何をやりたいか?』や『自分の何が活かせるか?』を転職活動の軸に入れている人と、そうでない人とでは内定率に大きな差があります。
LGBTフレンドリー企業の多くはLGBTだから採用したいという理由でLGBTの理解を進めているわけではありません。『LGBTであることによって、会社から差別を受けることはおかしい』『LGBTであるかどうかにかかわらず、一個人として自分らしく働ける職場で力を思う存分発揮してほしい』という考えのもとに採用を行っている企業が大多数です。
既卒・第二新卒の方などポテンシャル採用枠の求人で転職活動において内定を獲得するためにまず大切にすべきことは、『仕事を頑張って取り組みたい!』という姿勢です。LGBTフレンドリー企業だからという理由ではなく、理解のある職場で、自分自身がどのような姿勢で仕事に取り組み、成長していきたいかを示せるかどうかが、内定が獲得できるかどうかを左右します。LGBTフレンドリー企業であることという条件だけではない転職活動の軸(何をやりたいか?何ができるか?等)は必ず準備しておきましょう。
やりたいことが見つからない場合は・・・?
やりたいことが見つからない場合、福利厚生やなんとなくイメージがつく職種を選んでしまいがちです。一方で、これまで述べた通り、『何をやりたいか?』や『自分の何が活かせるか?』がないと選考においては不利になってしまいます。
やりたいことが見つからない場合に考えることとしては、『できることを探す』という方法です。未経験の方の場合、できることはないと思い込みがちですが、決してそんなことはありません。学生時代のアルバイトなども含めて、なるべく細かくこれまでの経験を振り返り、身に着けてきたスキルや学んだ経験を書き出してみましょう。
例えばITエンジニアなどの場合、パソコンに関するスキルやプログラミングなどができないと応募が難しいのではないかと考える転職希望者の方もいますが、実際の業務においては、お客様とのコミュニケーションが多く発生するため、接客や販売などお客様とのコミュニケーション経験がある方を歓迎しているような求人も多いです。
転職をしたきっかけは決してやりたいことだったからではなかったけれど、経験が活かせる分早く仕事ができるようになり、結果的にやり続けたい仕事になるという方はとても多いです。
Nijiリクルーティング転職では、一人ひとりのこれまでのキャリアをお伺いすることで、やりたいことが見つからない方であっても、その方の経験やスキルがより活かせるような求人をご紹介することで、仕事が楽しくなるようなキャリア形成のお手伝いを行っています。やりたいことがまだ決まっていない方も、安心してご相談ください。
また、逆にやりたいことがあっても、その仕事に必要なスキルや経験が足りないというケースもあると思います。他にも、例えば『ITエンジニア職はパソコンに向かって黙々と作業をする仕事だからやってみたい』と考えている方にとっては、お客様とのコミュニケーションが多く発生するという知ることでやりたい仕事ではないかもしれないと感じる方もいるかもしれません。
やりたい仕事に必要なスキルや経験が何かがわからない方や、やってみたいことはあるけど漠然としたイメージで具体的な仕事内容はわからないという方は、是非Nijiリクルーティングのキャリアアドバイザーにご相談ください。