セクシュアリティを伝えるメリット・デメリット・タイミング

セクシュアリティを伝える
メリット・デメリット・タイミング

カミングアウトするかどうかは個人の自由です。オープンにするか、クローズドにするか、オープンにする場合はどの範囲までにするか、タイミングはいつにするか、カミングアウトした先に相手に求めるものには何があるのか、など、転職活動の際にはカミングアウトのスタンスや目的を整理しておきましょう。

オープンにする場合のメリット・デメリット

※いずれも企業や職場のセクシュアリティに対する理解度合いによります。

  • (面接時等に)セクシュアリティに関連する(退職理由や自己PR等の)エピソードが話しやすくなる
  • 隠すことの心理的な負担が減る
  • セクシュアリティに関連した相談がしやすくなる
  • 自認性(表現したい性)の服装や身なり、トイレなどの設備面の利用がしやすくなる
  • アウティングされてしまうリスクがある
  • ネタにされてからかわれるなど人間関係のトラブルに発展するケースがある
  • 昇格等、キャリアに影響することがある
クローズドにする場合のメリット・デメリット

※いずれも企業や職場のセクシュアリティに対する理解度合いによります。

  • セクシュアリティを理由に色物扱いをされることはない
  • アウティングのリスクが下がる
  • 彼女/彼氏など異性愛前提の会話になりやすく、話を合わせる(回避する)ことに心理的負担を感じやすい
  • 一度隠してしまうとその後カミングアウトがしにくくなり、心理的負担が増大していくことがある
  • 自認性(表現したい性)の服装や身なり、トイレなどの設備面の利用ができない可能性が高い
カミングアウトする場合のタイミング

カミングアウトをするか・しないかは、個人の自由です。転職の場合、内定を取ることがゴールではなく、スタートになります。転職活動時にカミングアウトするかどうかを考えることは、その後、どのような働き方・生き方をしていきたいかを考えることにも繋がってきます。職場でのカミングアウトの必要性は、個人によって異なります。全く必要ないと考える人もいれば、絶対にしたいと強く思う人もいるでしょう。カミングアウトすること・クローズドでいること、いずれにもメリットとデメリットがあり、どちらがよいというものではありません。転職を機にカミングアウトをする場合も、「いつ」「誰に」「どのように」カミングアウトするかは、企業に合わせるのではなく、個人で決めてよいのです。

  • いつ(選択肢一例)
    …応募時・面接時(1次~最終)・オファー面談時・内定時・内定承諾時・入社手続き時・入社時・入社後
  • 誰に(選択肢一例)
    …面接官・人事・上司・同僚
  • どのように(選択肢一例)
    …転職エージェント経由で・応募書類などに記載して・直接口頭で・信頼できる人から間接的に・相談窓口経由で
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