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仕事内容・年収・働き方
LGBTの働きやすさは?
企画の仕事内容
企画職とは、幅広い概念のため、企業によりさまざまな役割があります。その中でも比較的思い描きやすいものとしては、商品企画・販売促進・営業企画・広告企画・広報企画・経営企画などがあります。
企画職というとクリエイティブなアイディアを考える仕事と捉えやすいですが、それだけでなく、さまざまな情報を収集し分析した結果をもとに考えたアイディアを、まわりの理解や協力が得られるようにプレゼンし、実現化していくための行動力が必要になります。
商品企画仕事の一例としては、まず、何が売れるのかを市場調査を行います。ターゲットや競合商品の情報収集や分析をし、どのような商品・サービスを開発すれば世の中に受け入れられるかを考えて、仕様、価格、販売時期などを考え、商品アイディアを出していきます。多くのアイディアを出したうえで、関係部署の意見も聞きながら絞り込み、商品企画書を作成します。企画書をもとに社内会議で、商品コンセプト、販売戦略、製造コストなどのプレゼンテーションを行います。
商品化が決まったら実際の開発に進みます。開発のスケジュール、開発コストなどを調整していきます。同時に販売戦略を考え、どのような手法や予算、コンセプトで広告するかの企画を考えます。このような商品企画以外に、それを売るための営業企画などが一体となって新商品が発売されていきます。
このような商品企画は、ときに企業の将来を大きく左右する大きなプロジェクトになることもあります。一方で、現場の裁量で行われる販促企画などもあります。
企画の年収と働き方
企画職の年収は、その役割、年数、経験によってかなり異なります。300万円程度~1000万円以上の年収の場合もあります。平均的には500万円前後と他の職種と比較してもかなり高い年収です。
年収が高い分、商品企画、営業企画、経営企画などに求められるスキルや経験は高くなっています。このような職種の場合に商品知識、営業知識、市場分析力、プレゼン力などが求められるので、未経験からすぐにできるということは基本的にはありません。
企画の仕事は、考えるということが常に求められる仕事です。仕事とプライベートの時間が明確にわけにくく、また期日が明確に決まっているものも多いので、期限近くでは休日出勤や、残業などが多く発生することもあります。
企画の魅力
企画職の魅力は、自分のアイディアが形になっていくということにあります。
商品企画であれば、自分が開発した新商品やサービスが世の中に送り出せて、それが話題となって売り上げにつながるというわかりやすい成果がでます。
またその新商品やサービスを使っている消費者の声を直接聞けた場合などは、とてもやりがいを感じることができます。
成果を残せるようになるためには、仕事の経験だけでなく勉強なども必要です。大変な仕事である分、年収にも反映していくため、大きなやりがいを感じることができるのが魅力です。
企画とLGBT
企画職として就職・活躍できるかどうかはLGBTというセクシュアリティとは直接は関係ありません。LGBT向けの市場というのは現状ではあまり明確にはなっていないので、LGBT向けの商品開発などは難しい面もあるかもしれません。ただLGBTとして非当事者と異なる視点での商品開発などができれば、LGBTならではの価値創造をできる可能性もあります。
- 論理的に考え、文章や口頭で伝えることが得意な人
- 好奇心が旺盛で、情報感度が高い人
- コミュニケーションが得意で、多くの人を巻き込める人
- 仕事が好きで集中できる人